突然ですが、「ハハハハハ」と声を出して笑ってみてください。
20秒も声を出し続けると、からだがポカポカしてきませんか?そう、実は「笑う」ことには、ウォーキングなどと同じ運動効果があるんです。
意識して口角を上げ、ハハハと声を出すだけでさまざまな健康効果が得られます。今回は、ご自宅で楽しく健康UPに役立つ「笑いヨガ」をご紹介します。
声を出して笑うことで、あらゆる健康効果が
笑いヨガとは、理由なく笑うというのが特徴の健康法です。約25年前にインド人医師が考案したもので、笑いの体操と呼吸法を組み合わせていることから、笑い〝ヨガ〟と呼ばれています。
おかしくなくても「ハハハハハ」と20秒も笑えば、普段は動かしていない筋肉が動き、ぽかぽかしてきたり、楽しい気分になったり、顔色がよくなる人も。笑うと呼吸に必要な筋肉が動くようになるので、血液循環がよくなり、酸素も栄養も全身に運ばれるのです。
私たちは笑うとき、表情筋だけでなく、胸筋、腹筋、横隔膜などを動かしています。これは有酸素運動と同じような効果。横隔膜が大きく動くと副交感神経が優位になり、リラックスした気分になります。笑うとコルチゾールというストレスホルモンが下がることもわかっていて、免疫力の向上にもつながります。
最初はひとりで声を出して笑うのが恥ずかしいかもしれませんが、続けていれば、気分もよくなり運動効果も感じます。まずは20秒、声に出して笑ってみませんか?
とびきりの笑顔で実践!昆布笑い
1)両手を上げ、手のひらを合わせます。
真上まで上げなくてもOK。
2)左右にゆれながら「ハハハハハ」。
肩、背中がゆるみ、二の腕もストレッチできます。20秒ほど行います。
2人でやるとさらに効果的!請求書笑い
1)手元にやってきた請求書の金額が、思わぬ高額なものだった!
落ち込んでもビックリしても、ハッハッハ!
2)高額の請求書! 笑い飛ばすしかありません。
請求書を指さして笑ったり、お互いに見せ合ったりして笑います。
※20秒ほど行います。
もっと笑いたい方に!動画で笑いヨガ
日本笑いヨガ協会の高田佳子さんと一緒に、やってみましょう!
笑いヨガの健康効果
◎リラックス
◎自律神経を整える
◎快眠
◎ストレス解消
◎血液循環促進
◎免疫力アップ
◎肩こり解消
監 修
日本笑いヨガ協会代表
高田 佳子さん
2009年にインドで笑いヨガを学び、帰国後に日本笑いヨガ協会を設立。桜美林大学老年学研究所連携研究員、老年学博士、一級建築士、NPO法人日本ケアリングクラウン協会理事。『大人の笑トレ』など著書多数。