昨年10月からスイスの全寮制の高校に行っている
17歳の長男和貴に続いて、
16歳の次男尚貴も今年から同じ学校に行くことになりました。
2人を学校に連れて行くため、
スイスに来ています。
今、2人を届けて、
ちょうど別れた所です。
これから1人登山電車で山を下ります。
というのも、この学校、
アルプスの山の中にあるのです。
昨年長男を連れて来たときは、
本人も私も不安でいっぱいでした。
一人寮に残して帰って来た後も、
2時間おきに「辛い」というメールをもらっていました。
今回、次男は長男もいる安心感からか、
不安よりも楽しみな気持ちの方が
ずっと強いみたいです。
いずれにしても、初めて親元を離れて、
これからどんな風に成長して行くのか楽しみです。
さて、スイスと言えば日本同様長寿で知られていますが、
特定の国がどうして平均余命が長いかということは、
意外と知られていません。
もちろん先進国と途上国では、
衛生、食事、医療などに大きな差があり、
平均寿命も大きく違っているのは当然です。
ただ、先進国の中でも
寿命に関してはかなりのばらつきがあります。
ちなみに、寿命が長い国は、
日本やスイスの他に、
シンガポール、オーストラリア、スペインなどです。
これらの国がどうして寿命が長いのかは
良くわかっていませんが、
一般的に、健康に最も影響を与えるのは食事だと考えられています。
今回スイスで、
食事をしながらそんなことを考えていました。
スイスといえば、チーズやヨーグルトなどの乳製品とハム。
特別な感じはしませんが、発酵食品や乳製品に秘密があるのでしょうか。
それとも、私たちがホテルやレストランで食べている食事とは別の物を
現地の家庭では食べているのでしょうか。
ちなみに日本国内で長寿県といえば、
男女ともに長野県ですが、
これについても原因はよくわかっていません。
良く言われるのは、環境や生活習慣も長野に近いと考えられている
山梨県は必ずしも平均余命が長い訳ではないということです。
また、かつて長寿を誇った沖縄県は、今では
特に男性に関しては、
長寿県とは言えない状況です。
これは、沖縄の古来の食生活から、
戦後アメリカの影響によって
食生活が変化したことが原因だと言われています。
ゴーヤチャンブルからハンバーガーへ
というところでしょうか。
おじいちゃんよりも
お父さんが先に亡くなってしまうということが
現実に起きているようです。
こうしてみると、人が長生きする国や地域を
特に食事の観点から分析していくと、
いろいろ面白いことがわかりそうですね。
そういう研究もしてみたいと思っています。
そんな中から、何か特別な食べ物や、
そこに含まれる成分を見つけることができたら、
ぜひあなたにもお届けできればと思います。