「冬は特に手足が冷えてつらい!」という方も多いのでは?冷えが続くと体の働きが落ち、健康を害してしまうことも。そこで、誰でも手軽にできる、足から全身の血流をよくする温活術をご紹介します。
寒い冬でも、健康を保つ秘けつ。それはやはり「体を温める」ことです。しかし、単に暖房で部屋を暖めればよいというものでもありません。そもそも人間の体は、臓器の多い上半身と、下半身とでは5~6度ほどの体温差があります。この差が開きすぎると、血の巡りが悪くなり、「冷え」が生じてしまいます。
そのためまず下半身から温めましょう。上半身の体温に、下半身の体温を近づけるように整えてあげると、血の巡りがスムーズになり「冷え」が解消されていくのです。加えて、臓器がよく働くようになり、自律神経も整い、健康によい影響をもたらしてくれます。
実際に下半身を温める方法としておすすめなのが、「足湯」です。
はじめに、大きめのバケツなどの容器を足元に置き、足首がつかる程度までお湯を入れましょう。お湯はご自身が気持ちよいと感じられる温度に。それから、ポカポカと体が温まるまで、イスなどに座り30分程度両足をつけるだけでOK。入浴剤やエッセンシャルオイルを入れて、香りを楽しむのもおすすめです。
足湯の際には、読書をしたり、映画を観たり、日々を振り返ったりと、リラックスして過ごせるといいですね。お湯から出たら、しっかりとタオルで足をふき、靴下をすぐに履くことで、温かい状態を保てます。
感染症の広まりやすい冬こそ、体を足から温めて備えましょう。
監 修
進藤 幸恵 さん
冷えとりアドバイザーとして子すずめ・くらぶを主催し、健康法の普及活動を行っている。著作に『免疫力が高まるシンプルな暮らし 体と心が温まる冷えとり習慣のすすめ』(徳間書店)などがある。