さまざまな効能が期待できる生姜。夏は、生のまま薬味として使うことが多いでしょうか。生姜は、生のまま使う場合と熱を加えて使う場合では効能が違います。
今回は、夏バテにも効果的な夏の生姜の使い方について紹介します!
生姜の有効成分
ジンゲロール
ジンゲロールは、生の生姜に多く含まれる辛み成分です。ジンゲロールは血管を膨張させ血流をよくします。そのため、冷え性や血行不良が原因の肩こり、頭痛などの改善、水分の排出をうながしむくみを解消します。また代謝を高めたり免疫力を向上させる効果もあるといわれています。
ジンゲロン
ジンゲロンは強い殺菌作用を持つため食中毒の予防に効果的です。ジンゲロールを加熱、または乾燥させたときにできる成分です。強力な発汗作用があり血行をうながし体の余分な熱を熱を取ってくれます。そのため、夏バテ防止にもおすすめ。強い抗酸化作用があり肌の老化防止にも効果が期待できるといわれています。
ショウガオール
生姜を加熱するとジンゲロールがショウガオールに変化します。体を温める効果が高く、体を深部から温めてくれるため冷房による冷え対策におすすめです。
シネオール
シネオールには、食欲増進や疲労回復の効果があるため夏バテ予防にぴったり。
1日あたりに食べていい量は?
さまざまな効果が期待できる生姜。1日あたりの適切な摂取量はどれくらいなのでしょうか? 生なら 5~10g(親指の第一関節くらいまで)、乾燥の生姜なら 1~2g程度が適切です。特に生の生姜は刺激があるため、一度にまとめて食べるよりもこれらの量を毎日摂取するのがおすすめです。
夏に効果的な生姜の食べ方
夏におすすめの生姜の食べ方は、体に熱がこもるように感じるときや、だるさなど夏バテの症状を感じるときは、生で食べるようにします。そうめんの薬味、おひたしなどに入れるといいですね!
加熱した生姜は体を温めてくれるので、冷房で体が冷えたときや冷たいものを摂りすぎたときに食べるのがおすすめの食べ方です。
夏向けの生姜を使ったレシピを紹介します。
手作り酢しょうが
お酢のクエン酸が疲労回復や消化吸収を助けてくれます。
使い方:冷奴の薬味やサラダのドレッシング、ご飯にのせて食べたり、豚の生姜焼きに使ったりできます。
https://cookpad.com/recipe/3655170
※すぐに使い切らない場合は、ふた付きの保存容器(小型の瓶など)に入れて冷蔵庫で保存してください。レシピのようにみじん切りにはせずスライスしたものを漬けるのもおすすめです。好みにあわせてくださいね。
きゅうりと生姜の即席漬
ごま油の香りとピリ辛のとうがらし。生姜がアクセントになった即席漬け。
https://cookpad.com/recipe/6866371
生姜入り玉ねぎのポン酢和え
しょうがと生玉ねぎ、ポン酢の組み合わせでさっぱりとした一品を。
https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1750086968/
生姜たっぷりなすの煮浸し
ごはんにぴったりのなすの煮浸しです。
https://cookpad.com/recipe/6856470
厚揚げとかぶの生姜煮
レンジで作れる体にやさしいあっさり煮物です。
https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1460026361/
柔らか豚の生姜焼き
疲労回復に効果的なビタミンBがたっぷりの豚肉に生姜を効かせて! ごはんが進みそうです。
https://cookpad.com/recipe/6840770
夏の生姜の使い方について紹介しました。その日の体調にあわせて使えば、変化が激しい夏の気候にも負けないでいられるかもしれません。ぜひ取り入れてみてくださいね!
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